辞めるな?辞めろ?
若者が、入社数年で辞めた後、
どこへ行ったのか?
答えはこちら。
3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書)
- 作者: 城繁幸
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 新書
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こちらも参考に。
若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)
- 作者: 城繁幸
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/09/15
- メディア: 新書
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昭和的価値観へのキツイ一撃を食らわす、この1冊。
この中での一説にこうある。
(以下、引用)
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『あくまで仕事のやりがいを求める人であれば、
「あんたより俺の方が優秀だから部長ポストをよこせ」だの
「あいつの給料を減らしてその分こっちに回せ」だの、主張して構わない。
また、ワークライフバランスを重視した人なら、
「満員電車がいやだから在宅勤務を認めろ」
「広い賃貸に住みたいから、郊外にオフィスを移せ」など、
快適な職場環境を手にするために積極的に主張すべきだ。
有給休暇完全取得やノー残業宣言はもはや当たり前すぎて言うまでもない。』
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日本的な企業、特に昭和的価値観が大いに蔓延っている企業では、
自分の職域と言うか、
自分の業務の明確なラインが非常にあいまいだ。
曖昧が故に、責任も問われないが、
仕事に終わりが無くなってくる。
「今日は、自分はこれだけやったので、さっさと帰ります。」
何て言おうものなら、
白い目で見てくる同僚が多い職場も、未だにたくさんあるだろう。
まあ、そういう人たちに限って、
仕事が遅かったり、面と向かって言ってこなかったりするのだが。
(この辺りは、以前に紹介した、吉越さんの本なんかによく書いてある。)
でも、こんな職場でこそ、声を上げるべきだと、著者は言っていると思う。
声を上げられた側は、
反対するなら、明確な反対基準を示すべきだし、
そうできなければ、主張された意見を取り入れるべき。
できないと、優秀な人から会社を去っていく。
会社への正しいロイヤリティがあれば、
みんな、こうするのではないか。
中途半端な温情は、
(この場合、従業員から会社へ)
逆にあだとなり、自分へ帰ってくるはずだ。
もっと、声を大にして、主張しよう。
「そうしないと、私は辞めます。