辞めるな?辞めろ?

若者が、入社数年で辞めた後、
どこへ行ったのか?

答えはこちら。

こちらも参考に。

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)

昭和的価値観へのキツイ一撃を食らわす、この1冊。


この中での一説にこうある。
(以下、引用)

                                                                                                                                              • -

『あくまで仕事のやりがいを求める人であれば、
 「あんたより俺の方が優秀だから部長ポストをよこせ」だの
 「あいつの給料を減らしてその分こっちに回せ」だの、主張して構わない。

 また、ワークライフバランスを重視した人なら、
 「満員電車がいやだから在宅勤務を認めろ」
 「広い賃貸に住みたいから、郊外にオフィスを移せ」など、
 快適な職場環境を手にするために積極的に主張すべきだ。
 有給休暇完全取得やノー残業宣言はもはや当たり前すぎて言うまでもない。』

                                                                                                                                                • -

日本的な企業、特に昭和的価値観が大いに蔓延っている企業では、
自分の職域と言うか、
自分の業務の明確なラインが非常にあいまいだ。

曖昧が故に、責任も問われないが、
仕事に終わりが無くなってくる。

「今日は、自分はこれだけやったので、さっさと帰ります。」
何て言おうものなら、
白い目で見てくる同僚が多い職場も、未だにたくさんあるだろう。


まあ、そういう人たちに限って、
仕事が遅かったり、面と向かって言ってこなかったりするのだが。
(この辺りは、以前に紹介した、吉越さんの本なんかによく書いてある。)


でも、こんな職場でこそ、声を上げるべきだと、著者は言っていると思う。

声を上げられた側は、
反対するなら、明確な反対基準を示すべきだし、
そうできなければ、主張された意見を取り入れるべき。


できないと、優秀な人から会社を去っていく。


会社への正しいロイヤリティがあれば、
みんな、こうするのではないか。

中途半端な温情は、
(この場合、従業員から会社へ)
逆にあだとなり、自分へ帰ってくるはずだ。


もっと、声を大にして、主張しよう。

「そうしないと、私は辞めます。